岩内保育園

所 在 地 北海道岩内町
主要用途 保育園・子ども支援センター
構造規模 鉄骨造・平屋建て
面  積 1,840㎡


 将来を見据えた町内の保育園統合。保育園と子育て支援施設が合築され、それぞれに園庭を持つ。低く抑えられたボリュームは周辺環境に調和し、岩内岳や遠くニセコ連峰の山並みとの対比を生む。冬期の強風を検討し風上に低く構えた屋根は堆雪、雪庇を軽減する形状である。
 北国の生活でも年間を通じた園庭とのつながりが重要である。建物は園庭を抱え込むように緩やかに弧を描き、全ての保育室はデッキを介して園庭に面する配置とした。天井までの大きな開口は、樹脂サッシで構成し断熱性能と経済性を両立するとともに、大きな庇とブラインドで日射しをコントロールする工夫をしている。