札幌市動物管理愛護センター あいまる さっぽろ

所 在 地 札幌市
主要用途 事務所・畜舎
構造規模 木造・2階建て
面  積 999㎡


 近年、犬や猫などのペットを飼う家庭は年々増加し、人間と動物の関わりはますます深く広くなってきている。本建物は、動物愛護・適正飼養に関する普及啓発の拠点施設として、市民が交流・学習する場として利用しやすい空間、保護収容動物の清潔感を伴う衛生的な管理、従来の「殺処分の場」というイメージを払拭できる穏やかな雰囲気を考慮した施設として整備することが求められた。 「ウチノ子の幸せが、ドコノ子にもありますように」をコンセプトに、互いの特性、習性を明確に理解し、「人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろ」の実現に繋がる施設づくり目指した。特異な敷地形状に沿うような楕円形状の建物で、内外部共に北海道産木材を用いぬくもりを感じる親しみやすい空間とした。また、施設の機能を損なわず、かつコストを抑えながら、札幌市初のZEB Readyを実現した。(環境省のレジリエンス強化型ZEB実証事業にZEBプラナンナーとして参画)